奨学社のハイレベ100小学3年算数の特徴
ハイレベ100小学3年算数は100回分のテストが収録された問題集。1回分のテストは100点満点、制限時間もあります。
A4サイズで黒文字と青色の装飾の2色刷り。
文字の大きさは大きめ、ページあたりの問題数が多いため余白スペースは十分とはいえません。それでもまずまずの大きさです。
各単元ごとに標準レベル、ハイレベル、最高レベルと難易度を段階的に高める構成になっています。
それぞれのレベルで配点と制限時間が設定されています。
各単元につきは標準レベルが2ページ、ハイレベルが1ページ半、最高レベルが半ページ。
4対3対1の比になりますので難しめの問題も含みますが、全体的には標準レベルの基本問題が中心の問題集といえます。
ハイレベ100小学3年算数は掛け算や割り算、分数や小数、図形などの問題が収録されています。
なかでも「かけ算」「わり算」は3つの単元に分かれており、飛び石のように離れた順番で載っています。
それだけ四則演算の重要性が伝わってくる構成となっています。
また単に計算するだけでなく、文章問題を通してかけ算やわり算の意味を考えさせられる問題が多く収録されています。
ハイレベ100は100回分のテストと書きましたが、章末には「リビューテスト」という復習問題が収録されています。
また問題集の最後には総合実力テストが3回ぶん収録されていますので100回を優に超えるテストが収録されています。
それでも1回分のテストは10分から15分程度。毎日1ページずつ解いて4か月弱で終了します。
解答は問題用紙の最後にまとめて載っています。解答1ページにつき4ページ分の問題用紙が縮小して載っています。
解答には切り取り線が付いており、カッターやはさみで切り離すことができます。
問題文に赤色で解答が載っているので採点しやすいです。
ただ詳しい解説は載っていません。解法のアドバイスが少々といったところです。
解けない問題の対処方法
小学校ですでに習っている単元でありながらハイレベ100の問題が解けなかった場合はなぜ解けなかったのかを知ることが大切です。
ひとことで解けないといっても理由はさまざま。単純ミスだったり忘れてしまっていたり、問題が難しかったなど。
もしその単元の理解があやふやなら、学校の教科書や自由自在のような参考書を見直してから再挑戦しましょう。
難しくて解けなかった場合は標準レベルの問題はしっかり解けるようにしておきましょう。
難しい問題は親御さんが考え方を教えたりしてフォローすることで進みやすくなることもあります。
最レべ問題やハイレベ問題をいま解けなくても時間を置いたら頭の中が整理され解けるということがよくあります。
後日タイミングをみて解いみるといいでしょう。
学校でまだ習っていない単元の問題が解けないのは当然です。学校で習った後に解いてもいいでしょう。
ただ、進学塾の入塾テストを控えているなら、先取り学習も検討すべきでしょう。